紫陽花【あじさい】

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【意味】

紫陽花(あじさい)とは、ユキノシタ科の落葉低木。ガクアジサイを母種とする園芸品種。

【名前の由来語源・成り立ち】

紫陽花(あじさい)の名前の由来について、あじさいの語源は、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が変化したものとされる。

「あづ」は集まる様を意味し、特に小さいものが集まることを意味し、「さい」は「さあい」の約、接続詞の「さ」と「あい(藍)」の約で、青い小花が集まって咲くことから、この名がつけられたされる。

また、「あぢさゐ(味狭藍)」の意で、「あぢ」はほめ言葉、「さゐ」は青い花とする説もある。

漢字で「紫陽花」と当てたのは、『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』で、著書の源順(みなもとのしたごう)が白居易(はくきょい)の詩に出てくる紫陽花をこの花と勘違いしたことによるとされる。漢名の紫陽花は別の花。

花の色が変わるので、「七変化」「八仙花」とも呼ばれる。

【使い方・用例・実例】

*俳諧・焦尾琴〔1701〕風・牡丹の篇「あぢさいや鵜の目かへしの山一つ〈梅扇〉」

【漢字辞典】

「あじさい」を漢字で書くと「紫陽花」と表記する。

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