【意味】
赤の他人とは、全くの他人。
【名前の由来語源・成り立ち】
赤の他人の名前の由来について、「赤」は、本来は「閼伽」と書き、もともと仏前に供える浄水の意味するサンスクリット語の「アルガ」が語源。水が冷たいように他人にも冷たいという事で、縁のゆかりもない人の事を「赤の他人」と呼ぶようになった。
(※)サンスクリット語 古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。古代インドの標準文章。梵語(ぼんご)。
【使い方・用例・実例】
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・五「縁を断(き)ッて仕舞へば赤の他人、他人に遠慮も糸瓜(へちま)も入らぬ事だ」
【漢字辞典】
「あかのたにん」を漢字で書くと「赤の他人」と表記する。