【意味】
マンリョウとは、ヤブコウジ科の常緑低木。本州の関東以南、四国、九州の山林中に生え、観賞用に庭木、鉢植、切り花などとされる。夏、枝先に、先端の五裂した白い小さな花が数個集まって咲く。果実は球形で品種により赤、または白、黄色などに熟す。まんりょ。
【名前の由来語源・成り立ち】
マンリョウの名前の由来語源について、同属のセンリョウ(千両)よりも美しいという意味からの命名(千より万)。特に名前がめでたいのでセンリョウなどとともに正月の縁起物とされる。
【使い方・用例・実例】
*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉一六「さっき万両(マンリョウ)と植ゑ替へた」
【漢字辞典】
「まんりょう」「マンリョウ」を漢字で書くと「万両」と表記、英語表記は「Ardisia crenata」。