【べそをかく】

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【意味】

べそをかくとは、子どもなどが泣きそうになる。泣き顔をする。べそをつくる。

【名前の由来語源・成り立ち】

べそをかくの由来について、「べそ」とは、不愉快なときなどに、口をへの字に曲げることをいう「べしぐち(圧し口)」の「べし」が転じて、「べそ」ができたと考える説が有力とされる。「かく」は、「掻く」の意から転じて、「そのことをなす」の意を表す。

【用例・実例】

*湯島詣〔1899〕〈泉鏡花〉四七「『痛い、痛い、姐さん』とべそを掻いてたのがわっと泣出した」

*告げびと〔1908〕〈伊藤左千夫〉「しくしくべそを掻いて母の腰にまつはるのである」

【漢字辞典】

「べそをかく」の漢字表記は不明。

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