畜生【ちくしょう】

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【意味】

畜生(ちくしょう)とは、他人をののしっていう語。人でなし。強く憎んだりうらやんだりした時にいう語。感動詞的にも用いる。

【語源・由来・成り立ち】

畜生(ちくしょう)の語源・由来について、漢語の「畜生」とは、「家畜・蓄養」と「衆生」のことで、「管子」禁蔵や、「韓非子」解老等に用例が見られる。

本来は仏教用語であるが、次第に、動物のような生き方をする人に対する呼称となり、さらに転じて「犬畜生」のように他人を罵倒したり、自分の失敗や敗北を悔やんだりする言葉と変化していった。近親相姦のことを畜生道ということもある。

【実例・用例】

*薄衣〔1899〕〈永井荷風〉五「ふーむ。太え畜生(チキシャウ)だ」

*ヴィヨンの妻〔1947〕〈太宰治〉一「ちきしゃう! 警察だ。もう承知できねえ」

【漢字辞典】

「ちくしょう」を漢字で書くと「畜生」と表記する。

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