竹輪【ちくわ】

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【意味】

竹輪(ちくわ)とは、すりつぶした魚肉を細竹に練りつけ、ゆでるか焼くかして作った練り製品。切り口が竹の輪に似ているところからいう。ちくわのかまぼこ。

【語源・由来・成り立ち】

竹輪(ちくわ)の語源・由来について、竹輪は、はじめは蒲鉾(かまぼこ)と呼んでいたが、桃山時代に現在と同じ板付きのものがつくられるようになると、それを「蒲鉾」と呼び、もともとのは、その切り口が竹の輪に似ていることから「竹輪の蒲鉾」と呼ばれ、さらに蒲鉾を省略されて「竹輪」となった。

【実例・用例】

*随筆・蒹葭堂雑録〔1856〕四「竹輪といへるもの其の形長大なりといへども大同小異にして、大蒲鉾とも言ふべきものなり。是は切りたる処竹の輪切に似たるを以て竹輪といふなるべし」

*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉九「口取に蒲鉾はついてるが、どす黒くて竹輪の出来損ないである」

【漢字辞典】

「ちくわ」を漢字で書くと「竹輪」と表記する。

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