【意味】
千歳飴(ちとせあめ)とは、飴菓子の一種。米と麦芽を糖化させてつくる紅白の棒飴で、せんざい飴、千年(せんねん)飴、寿命飴ともいい、新生児や七五三の子供の宮参りに祝い菓子として商われる。
⇒七五三(しちごさん)
【語源・由来・成り立ち】
千歳飴(ちとせあめ)の語源・由来について、千歳飴は、浅草・浅草寺から江戸時代に発祥したといわれている。
江戸時代に、紅白に染め抜いたた棒状の飴を浅草寺では、「千年」のネーミングで売り出し評判となった。
七五三祝いの飴の袋に「千歳飴」と書かれているのは、この「千年飴」に由来する。
【使い方・実例・用例】
*随筆・庭雑考〔1843〕「今も細長き飴袋に千歳飴とかけるも是也」
*風俗画報‐一五一号〔1897〕千歳飴「共に掛茶屋を結び、家元の千歳飴(チトセアメ)を売」
【漢字辞典】
「ちとせあめ」を漢字で書くと「千歳飴」と表記する。