打診【だしん】

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【意味】

打診(だしん)とは、交渉の際に、前もって相手の反応をみること。

【語源・由来・成り立ち】

打診(だしん)の語源・由来について、本来は西洋の医療行為で、医者が指や打診器を使って患者の体をたたき、その音で診察することをさしていた。

医者が胸や背を指でたたいて、その音で内蔵の様子を知る診察方法をいうようになった。これが転じて、相手の意向をたしかめる用法が生じていった。

【使い方・実例・用例】

*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉一二四「打診(ダシン)を試みたいといふ希望が、お延の方にはあった」

*ボロ家の春秋〔1954〕〈梅崎春生〉「あの手紙を見られたかどうか、遠廻しに打診して見たんでせう」

【漢字辞典】

「だしん」を漢字で書くと「打診」と表記する。

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