伊達巻き【だてまき】

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【意味】

伊達巻き(だてまき)とは、といた卵に白身魚のすり身を加えて混ぜ、みりんと塩で調味して卵焼き鍋で厚く流して焼き、切り口がうず巻状になるよう巻き簀で巻いたもの。祝いごとの料理に用いる。

【語源・由来・成り立ち】

伊達巻き(だてまき)の語源・由来について、伊達政宗の好物だったことから「伊達巻」と呼ばれるようになったという説のほか諸説がある。

このほかに、普通の卵焼きよりも味も見栄えも豪華なために、洒落て凝っている装いを意味する「伊達もの」から伊達巻と呼ぶようになったという説、女性用の和服に使われる「伊達巻き」に似ていることから派生したとする説がある。

【実例・用例】

*あきらめ〔1911〕〈田村俊子〉一三「細い博多の伊達巻がずるこけてゐた」

*日本橋〔1914〕〈泉鏡花〉一一「伊達巻で素足と云ふ芸者屋の女房」

【漢字辞典】

「だてまき」を漢字で書くと「伊達巻き」と表記する。

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