どさ回り【どさまわり】

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【意味】

どさ回りとは、劇団などが地方を興行してまわること。地方巡業。また、もっぱら地方巡業をしている劇団など。転じて、中央から地方への転勤などもいう。

【名前の由来語源・成り立ち】

どさ回りの名前の由来語源について、「どさ」は田舎・地方をさげすんで言う語。一説に、語尾に「どさあ(…ということ)」を付けて話すことから、東北弁や東北地方の人を「どさあ」といい、それが「どさ」に変化したとされる。

また、江戸時代、佐渡金山の人夫確保の博徒狩りを「佐渡」の倒語で「どさ」といったことから、遠く離れた地の意味で用いられたとする説もある。

【使い方・用例・実例】

*末枯〔1917〕〈久保田万太郎〉「とにかく二三日前までは吉川なにがしと名告るドサ廻りの浪花節がかかってをりました」

*日本の土〔1955〕〈読売新聞社会部〉白い手の地主の悲哀「官房長になった谷垣専一氏は熊本県へというふうに、役人がいやがるドサ回りをおおせつけられたものだった」

【漢字辞典】

「どさまわり」を漢字で書くと「どさ回り」と表記する。

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