【意味】
エテ公(えてこう)とは、猿(さる)のこと。
【語源・由来・成り立ち】
エテ公の名前の由来・語源について、「えて」は、はじめ芸人や職人の間で使われた忌み詞であったらしい。
「さる」の音は死や別離、喪失、手放すなどの意味になる「去る」に通じ、縁起が悪い。
このため、反対の意味の「えて(得手)」(=得たもの、得意なわざ)という言葉で、「さる」を言い表すようになったもの。「公」は親しみや軽蔑の気持ちを表すときに添えられる。
【使い方・実例・用例】
*女性で顔が似ているとして「エテ公、山猿、マントヒヒ」というあだ名が付けられていた例もあった。
【漢字辞典】
「えてこう」を漢字で書くと「エテ公」「得手公」「猿公」と表記する。