【意味】
玄関(げんかん)とは、建物の正面の出入り口。
【語源・由来・成り立ち】
玄関の語源・名前の由来について、本来は仏教語で、「玄」とは深遠な悟りの境地をいい、道理・真理の意。
そこから、「玄関」は玄妙な道に入る関門を意味し、奥深い教えに入る糸口のことをいった。転じて、禅寺の方丈に入る門をいう。
この形式は室町時代に興り、桃山時代に完成した書院造に取り入れられ、江戸時代になって庶民の住宅や一般の建物にも用いられるようになった。
【使い方・実例・用例】
*うちには玄関がなく、勝手口が玄関の役割を果たしている。
【漢字辞典】
「げんかん」を漢字で書くと「玄関」と表記する。