具足煮【ぐそくに】

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【意味】

具足煮(ぐそくに)とは、イセエビ・クルマエビや大き目のカニなどをそのまま輪切りにして煮た料理。

【語源・由来・成り立ち】

具足煮(ぐそくに)の語源・由来について、「具足」は、よろい・かぶとなどをさして言う言葉。殻や甲羅を具足にみたてた料理。ちなみに室町時代には、大型の弓矢や薙刀を「大具足」と呼ぶこともあった。

【実例・用例】

*落語・転宅〔1889〕〈二代目古今亭今輔〉「何にしろ此(この)又海老の具足煮(グソクニ)てぇ奴は楽しみなもので、チュウチュウ(殻を舐め汁を吸ふ音)ウン、旨(うめ)ヘヤ」

*青春〔1905〜06〕〈小栗風葉〉秋・八「晩の膳に附いた蝦の具足煮(ぐソクニ)に、生卵子と畳鰯(たたみいわし)」

【漢字辞典】

「ぐそくに」を漢字で書くと「具足煮」と表記する。

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