愚図る【ぐずる】

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【意味】

愚図る(ぐずる)とは、乳幼児が不機嫌で泣く。無理を言って困らせる。

【語源・由来・成り立ち】

愚図る(ぐずる)の語源・由来について、「口舌(くぜ)る」から生じたと言われている。「口舌る」は、いろいろ述べたてる・言い争うという意味で、これが変化して「愚図る」となったとされる。

【実例・用例】

*十三夜〔1895〕〈樋口一葉〉下「それはお前人困らせといふ物、愚図(グヅ)らずに行ってお呉れ」

*疲労〔1907〕〈国木田独歩〉「余り此方で騒ぐと直ぐ高く止って率直(すなほ)に承知することも故意(わざ)とぐずりたがるからね」

【漢字辞典】

「ぐずる」を漢字で書くと「愚図る」と表記する。

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