一富士二鷹三茄子【いちふじ にたか さんなすび】

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【意味】

一富士二鷹三茄子 (いちふじ にたか さんなすび)とは、夢に見ると縁起が良いとされているものを順にならべた文句。初夢についていわれることが多い。

【名前の由来語源・成り立ち】

一富士二鷹三茄子 (いちふじ にたか さんなすび)の名前の由来語源について、江戸時代に最も古い富士講組織の一つがある駒込富士神社の周辺に鷹匠屋敷があった事、駒込茄子が名産物であった事に由来する。

また他にも、徳川家縁の地である駿河国での高いものの順(富士山、愛鷹山、初物のなすの値段)や、富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、なすは事を「成す」や、富士は「無事」、鷹は「高い」、なすは事を「成す」という掛け言葉などの説がある。

【使い方・用例・実例】

*譬喩尽〔1786〕一「一富士二鷹三茄子(イチフジニタカサンナスビ)、三の吉夢」

*黄表紙・廬生夢魂其前日〔1791〕「正月二日のよは、はつ夢といふて、ゆめのせかいの大もの日なり。〈略〉一ふじ、二たか、三なすびはおしきせどをり」

【漢字辞典】

「いちふじ にたか さんなすび」を漢字で書くと「一富士二鷹三茄子」と表記する。

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