以心伝心【いしんでんしん】

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【意味】

以心伝心(いしんでんしん)とは、無言のうちに心が互いに通じ合うこと。わざわざ口で説明しなくても、自然に相手に通じること。

【名前の由来語源・成り立ち】

以心伝心(いしんでんしん)の名前の由来語源について、「心を以(も)って心を伝える」という意味で、本来は禅の宗旨の1つで、釈迦の教えの真髄を経典などの文字や言葉によらず、師の心から弟子の心に伝えることを意味した。

書物を通して先人の教えを伝え学ぶ意味で使われたあと、人間同士が無言で伝え合う意味で使われるようになった。

【使い方・用例・実例】

*文明論之概略〔1875〕〈福沢諭吉〉三・六「或は古人の書を読み或は今人の言行を聞見して其徳行に倣ふ可きのみ。所謂以心伝心なるものにて」

【漢字辞典】

「いしんでんしん」を漢字で書くと「以心伝心」と表記する。

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