【意味】
居候(いそうろう)とは、他人の家に世話になっていること。
【名前の由来語源・成り立ち】
居候(いそうろう)の名前の由来語源について、もとは江戸時代の公文書に、同居人であることを示す肩書きとして用いられていたもの。
動詞「居る」の連用形「居」に丁寧の意を表す「候」が付いて、「(誰それの家に)おります」の意が原義。
家族制度からぶれた者を社会的に認知する一つの方法だったが、川柳などではその肩身の狭さ、独立心のなさが笑いの対象となって多く登場する。
【使い方・用例・実例】
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・二「昨日までは叔父の家とは言ひながら食客(ヰサフラフ)の悲しさには」
【漢字辞典】
「いそうろう」を漢字で書くと「居候」と表記する。