甚六【じんろく】

スポンサーリンク
 

【意味】

甚六(じんろく)とは、長男。跡取り息子。
総領の甚六(そうりょうのじんろく)

【語源・由来・成り立ち】

甚六(じんろく)の語源・由来について、「甚六」はもともと「お人よし」や「愚か者」を意味する語であり、のんびりしてお人よしな長男をさす。

語源は諸説あり、「甚だしいろくでなし」を縮め、人名に見立てたものとする説のほか、かつて長子は年齢の順により家禄を継いだことから「じゅんろく(順録)」が転じたとする説もある。

【使い方・実例・用例】

*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕初・上「『惣領の』『ヲット表徳は甚六(ジンロク)だらう』」

*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉変哲家「大きな丈をして小さな弟に打たれて泣出す甚六(ジンろく)

【漢字辞典】

「じんろく」を漢字で書くと「甚六」と表記する。

スポンサーリンク