皆目【かいもく】

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【意味】

皆目(かいもく)とは、まったく。全然。

【語源・由来・成り立ち】

皆目(かいもく)の語源・由来について、古い辞書に「カイムク」という語があり、その意味として「ちっとも」と説明がなされている。「皆目(かいもく)」は、これが転じた語と言われる。両者は同じ意味であるが、用例としては前者の「かいむく」が古い。

【使い方・実例・用例】

*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕三・上「わしらにゃア、ハイ、かいもくにしれ申さぬ」

*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉二・一〇「その傍にお勢とお鍋が腹を抱へて絶倒してゐる、が、お政の姿はかいもく見えない」

【漢字辞典】

「かいもく」を漢字で書くと「皆目」と表記する。

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