戒名【かいみょう】

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【意味】

戒名(かいみょう)とは、仏式で、僧侶が死者に付ける名前。

【語源・由来・成り立ち】

戒名(かいみょう)の語源・由来について、戒名の「名」は、もともと仏門に帰依した者に対して生前に授けられた名を言った。

中世の末期ころから見られるようになり、近世の檀家制度(=寺院が檀家の葬祭供養を独占的に執り行なうことを条件に結ばれた、寺と檀家の関係)にもとづいて、戒名は広く一般に広まっていった。なお、浄土真宗では「法名」、日蓮正宗を除く日蓮宗系では「法号」と呼ぶ。

また、戒名は正式な由来も根拠もなく寺の都合との理由から「葬儀費用の稼ぎ頭である」と一部で非難されている。

【実例・用例】

*浮世草子・万の文反古〔1696〕三・二「兄甚六良義先月廿九日相果候。すなはち戒名(カイミャウ)春雪道泉と申候」

*談義本・根無草〔1763〜69〕後・五「戒名(カイメウ)は妙果院薪水日成と、深川の浄心寺に石の印いちじるく」

【漢字辞典】

「かいみょう」を漢字で書くと「戒名」と表記する。

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