【意味】
勘当(かんどう)とは、親が子の所業を懲らしめるために親子の縁を切ること。
【語源・由来・成り立ち】
勘当(かんどう)の語源・由来について、「勘」は考える、突き詰めるの意味。「勘当」は、考え当てる、罪状を考え合わせて法律に照らし処分を決定するの意。罪を糾明し、罰することから譴責(けんせき)を受ける意味やとがめて義絶するという意味を持つようになった。
日本では中古以降、竹取物語の中にも見られるが、「お叱りを受けること」の意味が独自に生じてきて、それが近世の「親子関係を絶つこと」という意味につながってきた。
【実例・用例】
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉一「おやぢがおれを勘当すると言ひ出した」
【漢字辞典】
「かんどう」を漢字で書くと「勘当」と表記する。