【意味】
剣ヶ峰(けんがみね)とは、絶体絶命の状態をさす。
【語源・由来・成り立ち】
剣ヶ峰の語源・名前の由来について、「剣が峰」とは、火山の噴火口の周縁が原義であり、特に富士山の山頂を指す名称でもあった。
今にも落ちそうな険しいところを、どうにか踏みこたえることができるかどうかの状態をさすところから、比喩的に、ぎりぎりに追い詰められて少しの余裕もないことを表すようになった。
相撲で土俵の円周を作る俵の上面を「剣が峰」というのも、俵が体が残るか否かの境目であることにちなむ。
【使い方・実例・用例】
*日銀短観が大企業製造業で2四半期ぶりに悪化し、アベノミクスは剣ヶ峰に差し掛かっている。
【漢字辞典】
「けんがみね」を漢字で書くと「剣ヶ峰」と表記する。