剣呑/険難【けんのん】

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【意味】

けんのんとは、危険な感じがする、不安をおぼえるさま。「険難(けんなん)」が、ケンノンに代わったもの。

【語源・由来・成り立ち】

けんのんの語源・由来について、剣難(けんなん)が変化したものだといわれている。

剣難とは、刃物(剣)で殺傷される災難(難)の意味である。「剣呑」はあて字である。

【使い方・実例・用例】

*玄武朱雀〔1898〕〈泉鏡花〉三「分けて入らうには、鳶口が剣難(ケンノン)だから裏口へ廻ったらしい」

*酒中日記〔1902〕〈国木田独歩〉五月八日「さう安ぽい直ぐ欄(てすり)の倒れるやうな険呑(ケンノン)なものは出来上らんと思ふがね」

【漢字辞典】

「けんのん」を漢字で書くと「剣呑」「険難」と表記する。

【剣呑の類語・関連語】

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