聞こし召す【きこしめす】

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【意味】

聞こし召す(きこしめす)とは、酒を飲む。

【語源・由来・成り立ち】

聞こし召す(きこしめす)の語源・由来について、「聞こす(=聞くの尊敬語)」に尊敬の意を添える「召す」が組み合わさった語。そこから聞き入れる、統治する、食べるなどいろんな意味に派生していった。とくに近世以後、酒類を飲むことを戯れていうようになった。

【実例・用例】

*婦系図〔1907〕〈泉鏡花〉前・二「例によって飲こしめした、朝から赤ら顔のとろんとした目で」

*川端茅舎句集〔1934〕「時雨(しぐ)るるや又きこしめす般若湯」

【漢字辞典】

「きこしめす」を漢字で書くと「聞こし召す」と表記する。

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