鯉口【こいぐち】

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【意味】

鯉口(こいぐち)とは、刀の鞘(さや)の口。

【語源・由来・成り立ち】

鯉口(こいぐち)の語源・由来について、刀の鞘の口のかたちが、鯉が口を開いたかたちに似ていることろに由来している。

【実例・用例】

よく使われる用例として「鯉口を切る(こいぐちをきる)」がある。すぐ刀が抜けるように鯉口をゆるめておく意味。

*浄瑠璃・摂州合邦辻〔1773〕下「早や抜きかくる刀の鯉口

*読本・椿説弓張月〔1807〜11〕残・六一回「彼(かの)鵜丸(うのまる)の宝剣の、鯉口(コヒグチ)放(ゆる)べて身を潜まし」

【漢字辞典】

「こいぐち」を漢字で書くと「鯉口」と表記する。

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