献立【こんだて】

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【意味】

献立(こんだて)とは、人に供する食事の品目の組み立て。または全体の計画や段取り。

【語源・由来・成り立ち】

献立(こんだて)の語源・由来について、上流階級である王侯貴族らは毎日三度の食事をどのような料理にするのかを、前夜に料理担当者が料理メニューを「黄漆板(こうしつばん:黄色い漆塗りの板)」に書いて執事の手元にさしだしていた。

執事はさらに主君の思し召しを伺って、召し上がる品目を選択し、減らしたり付け加えたりして下げ渡し、料理人に準備をさせる習わしがあった。その目録を「献立」というのは、品目を「並べ立てて献ずる」という意味から生じたと言われている。

【実例・用例】

*談義本・根無草〔1763〜69〕後・自序「株(くひぜ)を守りて兎を獲へば、よき吸物の献立(コンダテ)ならんと」

*新続金色夜叉〔1903〕〈尾崎紅葉〉二「見好(みよ)げに献立して、彼の前に陳(なら)ぶれば」

【漢字辞典】

「こんだて」を漢字で書くと「献立」と表記する。

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