交番【こうばん】

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【意味】

交番(こうばん)とは、警官の詰め所。「交番所」の略称。

【語源・由来・成り立ち】

交番(こうばん)の語源・由来について、明治7年東京警視庁に「交番所」がはじめて設置された。当時は、警察官が警察署から特定の場所に出向いて、交替で立番をするかたちをとっていたとされる。

「交番所」の名称の由来は、「交替で番をする所」ということから「交番所」といった。明治21年には「派出所」「駐在所」という名前で統一されたものの、警視庁創設当時「交番所」という名称がそのまま「交番」という呼び名に略されて残ったとされる。

【実例・用例】

*たけくらべ〔1895〜96〕〈樋口一葉〉五「折から靴音たれやらが交番への注進今ぞしる」

*牛肉と馬鈴薯〔1901〕〈国木田独歩〉「僕は一切夢中で紅葉館の方から山内へ下りると突当(つきあたり)にある彼(あ)の交番まで駈けつけて其由を告げました」

【漢字辞典】

「こうばん」を漢字で書くと「交番」と表記する。

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