甲乙【こうおつ】

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【意味】

甲乙(こうおつ)とは、優劣。

【語源・由来・成り立ち】

甲乙(こうおつ)の語源・由来について、十二の並び方で、甲が先、乙は後になるため、甲乙をもって後先の順序、さらには優劣をあらわすようになった。

また日本では商慣習として契約書の記載時などに用いることがある。このとき、当事者の一方を「甲」、もう一方を「乙」と置き換える。一般的に契約書を提示する立場の強いものが「甲」となることが多く、立場の弱いものが「乙」となることが多いのですが、相手方を立てるために自社を「乙」とすることもある。

【実例・用例】

*福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉王政維新「東京中を尋ね廻っても慶応義塾の地所と甲乙を争ふ屋敷は一箇所もない」

【漢字辞典】

「こうおつ」を漢字で書くと「甲乙」と表記する。

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