曲者/癖者【くせもの】

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【意味】

曲者(くせもの)とは、あやしい者。得体のしれない、不心得もの。

【語源・由来・成り立ち】

曲者(くせもの)の語源・由来について、「くせ(曲・癖)」に「者」が付いた語であり、得体の知れない者をさした。

漢字の文字があらわす通り、「曲」は性格などが曲がっている、「癖」は偏った習慣。そのような特性をもった人物を総称して「くせもの」と呼ぶようになった。

【使い方・実例・用例】

*御伽草子・唐糸草子〔室町末〕「それなるは唐糸か。我君の御命をねらひ奉るくせものなり」

*湖畔手記〔1924〕〈葛西善蔵〉「が今にだんだんと生活も好くなり、書くものも良くなる…?がその今に、が曲物なんだ」

【漢字辞典】

「くせもの」を漢字で書くと「曲者」「癖者」と表記する。

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