マッコウクジラ/抹香鯨【まっこうくじら】

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【意味】

マッコウクジラとは、マッコウクジラ科の巨大な歯クジラ。雌で一三メートル、雄では最大一八メートルに達する。

【名前の由来語源・成り立ち】

マッコウクジラの名前の由来語源について、抹香とは、沈香(じんこう)やセンダン(栴檀)などを混ぜて作った香料のこと。

マッコウクジラの名は、腹部にある模様の色が抹香の色に似ていることからつけられたという。

また、腸の中から竜涎香(りゅうぜんこう)という香の原料がとれ、精製前の段階ではそれが抹香の匂いに似ているからという説もある。

【使い方・用例・実例】

*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Physeter 真甲鯨(マッカウクジラ)属」

*安吾新日本地理〔1951〕〈坂口安吾〉伊達政宗の城に乗り込む「マッコー鯨の肉などはクサクて手に負えないそうだ」

【漢字辞典】

「マッコウクジラ」を漢字で書くと「抹香鯨」と表記する。

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