【意味】
間抜け(まぬけ)とは、愚鈍な人をののしっていう語。愚かもの。
【名前の由来語源・成り立ち】
間抜け(まぬけ)の名前の由来について、「間」は邦楽・舞踊・芝居などで、音と音、動作と動作、台詞と台詞の間に入れる休止のことで、その長短がリズムを生み、一連の流れの中で重要な役割をはたす。
その間が抜けることは、「拍子抜けする」「調子が崩れる」ことであり、テンポが合わないことを意味し、転じて、考えや行動に抜かりがある意味となり、さらに愚鈍な人をののしる言葉になった。
【用例・実例】
*大阪江戸風流ことば合せ〔1830〜44〕「大坂にて、まぬけ。江戸にて、うすのろ」
【漢字辞典】
「まぬけ」を漢字で書くと「間抜け」と表記する。