目くじらを立てる【めくじらをたてる】

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【意味】

目くじらを立てるとは、他人の欠点を探し出してとがめ立てをする。わずかの事を取り立ててそしりののしる。目角に立てる。目口を立てる。めくじを立てる。めくじりを立てる。

【名前の由来語源・成り立ち】

目くじらを立てるの名前の由来について、「目くじら」とは目の端、目尻(めじり)のことで、「目くじり」とも言う。この「目くじり」が変化して「目くじら」になったと考えられるている。

「くじら」は物の隅という意味の古語ともいわれており、口の尻で、物の両端、つまり物の隅という意味で、「鯨(くじら)」とは無関係。

目くじらを立てる、つまり目尻を吊り上げている状態は、最初怒った表情を意味し、それがいつしか責めたりとがめる意味へと変化していった。

【用例・実例】

*人情本・春色辰巳園〔1833〜35〕初・五回「おれがことばかりいけやかましく目くじらたって言ながら」

【漢字辞典】

「めくじらをたてる」を漢字で書くと「目くじらを立てる」と表記する。

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