みれん【未練】

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【意味】

未練とは、まだ事に熟練していないこと。また、そのさま。未熟。思い切りの悪いこと。心の残ること。あきらめられないこと。また、そのさま。

【語源・由来・発祥・成り立ち】

未練の語源・由来について、字に則していえば未(いま)だに練れずで、この言葉は元々はいまだ熟練していないこと、言い換えれば未熟なことを意味していた。未熟なことから思い切りの悪いこと並んで心に残ること、あきらめ切れない意味へ転じた。

【実例・用例】

*浄瑠璃・大経師昔暦〔1715〕下「おさん様もう遁れぬみれんな働き遊ばすな」

*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉七「恋々たるわれを、つれなく見捨て去る当時(そのかみ)に未練(ミレン)があればあるほど」

【漢字辞典】

「みれん」を漢字で書くと「未練」と表記する。

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