禊【みそぎ】

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【意味】

禊(みそぎ)とは、身に罪または穢(けが)れがあるとき、また、重要な神事などの前に、川原などで、水で身を洗い清め穢れを落とすこと。

【語源・由来・発祥・成り立ち】

禊(みそぎ)の名前の由来語源について、古い文献によると、もともと身のけがれをとりぞのく行為を「ソソギ(身滌・身濯)」といい、身ススギの義といった儀式がおこなわれていた。これが語源となっている。

さらに記紀神話の中で、イザナギが亡き妻イザナミを黄泉の国に訪ねたが、汚いものを見てしまい、そこから逃げ帰ったあと、筑紫の日向で行なったのが「みそぎ」の最初という。

「古事記」では「祓」、「延喜式」では「祓」「祓禊」「禊潔」、「万葉集」では「潔身」「身祓」などと表記される。「万葉集」ではほとんどが河原で行なわれている。

【使い方・用例・実例】

*至宝抄〔1585〕「末の夏〈略〉みそき 六月 晦日、水辺に祓をするなり、然ども晦日に限らず 賀茂川の御祓には月などもよみ申候」

【漢字辞典】

「みそぎ」を漢字で書くと「禊」と表記する。

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