未曾有【みぞう/みぞうう】

スポンサーリンク
 

【意味】

未曾有(みぞうう)とは、いまだかつてなかったこと。ひじょうにめずらしいこと。また、そのさま。希有(けう)。みぞう。

【名前の由来語源・成り立ち】

未曾有(みぞうう)の名前の由来語源について、びっくりしたという意味のサンスクリット語「adbhuta」を漢訳した仏教用語。「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と訓読され、いまだかつてないほど・素晴らしいなどの意味で用いられていた。

「未曾有の惨事」のように悪い意味で用いることが多いが、本来はすばらしいこと、めでたいことを形容する言葉。

【使い方・用例・実例】

*心理文学の発展とその帰趨〔1930〕〈瀬沼茂樹〉問題の提起「小説文学の急速な発展と未曾有(ミゾウ)の繁栄とをもたらした」

【漢字辞典】

「みぞう」を漢字で書くと「未曾有」と表記する。

スポンサーリンク