水掛け論【みずかけろん】

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【意味】

水掛け論(みずかけろん)とは、双方が互いに自分の立場、主張を固執して言い張って、はてしなく争うこと。双方とも互いの理屈を繰り返し、解決しない議論。水かけあい。

【名前の由来語源・成り立ち】

水掛け論(みずかけろん)の名前の由来語源について、もとは、狂言「水掛聟」で書かれていたことが由来。

水掛け論は、水辺でお互いに水をかけあう子供の遊びから出た言葉で、互いに自分の田に水を引こうとする争いからきている。つまり、水をかけられれば、かけて返すといった具合に、きりがないため、いっこうに解決しない場合にたとえられる。

【使い方・用例・実例】

*仮名の会の問答〔1883〕〈大槻文彦〉「抑も、『行はれん』といへば、いや『行はるまじ』と打消すのみにては、水掛論なり」

*冥府山水図〔1951〕〈三浦朱門〉「お互に若かったから結局水掛論に終ってしまったらしい」

【漢字辞典】

「みずかけろん」を漢字で書くと「水掛け論」と表記する。

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