水をあける【みずをあける】

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【意味】

水をあけるとは、ライバル・競争相手を目立ってひきはなすこと。用法は「あいつに水をあけられた」が多い。

【名前の由来語源・成り立ち】

水をあけるの語源・由来について、現在の意味は、水上で行う競技で相手を大きく引き離して、何もない水だけの空間をつくること。ボートレースならば一艇身以上、水泳ならば一身長以上の差をつけ、相手よりも先行することをいう。

そこから転じて、一般にライバルに目立って引き離す意味を表すようになった。

【使い方・用例・実例】

*人民は弱し官吏は強し〔1967〕〈星新一〉一〇「技術面でも生産面でも、はるかに水をあけている

*新西洋事情〔1975〕〈深田祐介〉アテンド悲歌「なぜほかの日本料理店が〈略〉おおきく水をあけられるのをただ手をこまねいて見ていたのか」

【漢字辞典】

「みずをあける」を漢字で書くと「水をあける」と表記する。

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