持ち切り【もちきり】

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【意味】

持ち切りとは、ある間じゅう同じ話や噂などをすること。

【名前の由来語源・成り立ち】

持ち切りの名前の由来について、動詞「持ち切る」の連用形が名詞化したもの。

「持つ」は保たれるの意、「切る」は動詞の連用形に付いて、「し終える」「し通す」の意を表す。したがって、「持ち切る」で、始めから終わりまで同じ状態が続く、終始するの意となる。

つまり「持ち切り」は、終わりまで同じ状態で続くことの意であるが、とくに話題がしばらくの間ある事に集中するの意で使われることが多い。

【用例・実例】

*福沢先生浮世談〔1898〕〈福沢諭吉〉「何もかも夫人任せ看病一切夫人の持切(モチキ)りで」

【漢字辞典】

「もちきり」を漢字で書くと「持ち切り」と表記する。

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