紋切り型/紋切形【もんきりがた】

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【意味】

紋切り型(もんきりがた)とは、物事のやり方が一定の型にはまっていること。きまりきった型。おきまり。ステレオタイプ。

【名前の由来語源・成り立ち】

紋切り型(もんきりがた)の名前の由来について、本来は、文字通り紋の形を切り抜くための型をさす語であったが、そこから「お定まりのこと」「型にはまったやり方」を表すようになった。

古くは「型通り」の意味しかなかったが、近年では「融通が効かない」といった悪いニュアンスが含まれるようになった。

【用例・実例】

*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉二「只其言語動作が普通の半可通の如く、紋切形の厭味を帯びてないのは聊かの取り得でもあらう」

【漢字辞典】

「もんきりがた」を漢字で書くと「紋切り型」「紋切形」と表記する。

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