【意味】
孟宗竹(モウソウチク)とは、イネ科の多年草。中国原産で、筍(たけのこ)を採るために、広く栽培されている。
【名前の由来語源・成り立ち】
孟宗竹(モウソウチク)の名前の由来について、「孟宗竹」の名前は、三国時代の呉の人物、孟宗に由来する。
三国時代に、母親が寒中にタケノコを食べたいと言ったので、孟宗が出かけたところ、孝行の徳によってタケノコを得ることができたという故事にちなむ。
【用例・実例】
*門〔1910〕〈夏目漱石〉二「孟宗竹(マウソウチク)が薄黒く空の色を乱す上に、一つ二つの星が燦(きら)めいた」
【漢字辞典】
「モウソウチク」を漢字で書くと「孟宗竹」と表記する。