【意味】
ニレ科の落葉高木。本州の関東以西・四国・九州の山地に生え、人家付近にも植えられる。高さ二〇メートルに達する。全体に短い剛毛を密布。樹皮は灰褐色。葉は柄をもち楕円形または卵形で縁に鋭い鋸歯(きょし)があり、長さ四〜八センチメートル。春、雌雄同株にごく小さな黄緑色の単性花が群がって咲く。果実は卵球形で大豆大。黒く熟し甘味があり生食される。葉は表面がざらつくので物をみがくのに用いる。材は床柱、野球バット、薪炭材などに使われる。
【語源・由来・発祥・成り立ち】
【漢字辞典】
「むくのき」「ムクノキ」を漢字で書くと「椋木」「樸樹」と表記する。