【意味】
二束三文 (にそくさんもん)とは、値段がきわめて安いこと。捨て売りにする値段。また、品物をまとめて安く投げ売りするときなどにいう。
【名前の由来語源・成り立ち】
二束三文 (にそくさんもん)の名前の由来語源について、「文」は昔の貨幣単位で、「三文」は、わずかなお金という意味。二束(ふたたば)でも三文にしかならないというのが語源。
また、「二束」は「二足」とも書くが、一説には江戸時代にわらで編んだ大きくて丈夫な金剛草履が、二足で三文だったからといわれている。
【使い方・用例・実例】
*滑稽本・大千世界楽屋探〔1817〕中「二百三文(ニソクサンモン)な代物を手向の、ナソレ、茶といへば五種香うりの手から挽茶だとか何とか号して」
【漢字辞典】
「にそくさんもん」を漢字で書くと「二束三文」と表記する。