呑気/暢気/暖気【のんき】

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【意味】

呑気(のんき)とは、気が長いこと。気分や性格がのんびりしていること。物事にあまり気をつかわないこと。むとんちゃくなこと。

【名前の由来語源・成り立ち】

呑気(のんき)の名前の由来語源について、漢字では「呑気」「暢気」とも表記するが、これらは当て字で、正しくは「暖気」。「のん(暖)」は唐音。

中国では「暖気」は「だんき」で、あたたかい気候を意味したが、日本では「のんき」と読んで気晴らしや遊山(ゆざん)をさしていた。これが転じて、人の気性に関して用いられるようになったとされる。

【使い方・用例・実例】

*そめちがへ〔1897〕〈森鴎外〉「それもこれも私がいつもののんきで、気が付かずに居たからの事」

*付焼刃〔1905〕〈幸田露伴〉三「君の快活な談話と野外の長閑(ノンキ)な景色との為に半日は忘れて終ったよ」

*家〔1910〜11〕〈島崎藤村〉上・二「ノンキな田舎のことで、馬車は容易に出なかった」

【漢字辞典】

「のんき」を漢字で書くと「呑気」「暢気」「暖気」と表記する。

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