濡れ衣【ぬれぎぬ】

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【意味】

濡れ衣 (ぬれぎぬ)とは、無実の浮き名。根も葉もないうわさ。ぬれごろも。

【名前の由来語源・成り立ち】

濡れ衣 (ぬれぎぬ)の名前の由来語源について、一説に、継母が先妻の娘の美しさを妬んで、娘が若い漁師と忍び会っているように見せかけるために、漁師の濡れた着物を娘の寝ている所においたところ、父親がそれを見て烈火のごとく怒り、娘を殺してしまったという故事によるとされる。

【使い方・用例・実例】

*新撰菟玖波集〔1495〕哀傷「きよき名のみぞ猶あはれなる ぬれきぬはつゐになき世にあらはれて〈心敬〉」

*日葡辞書〔1603〜04〕「Nureguinu (ヌレギヌ)。すなわち、ソラゴト〈訳〉嘘。つまり虚偽の証言」

【漢字辞典】

「ぬれぎぬ」を漢字で書くと「濡れ衣」と表記する。

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