埒が明かない【らちがあかない】

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【意味】

埒が明かないとは、物事がはかどらないこと。決まりがつかないこと。

【名前の由来語源・成り立ち】

埒が明かないの由来について、「埒」は馬場の周囲に巡らしたのこと。その柵が開かないと競べ馬が始まらないことからたとえていう。

また一説に、奈良の春日大社の祭礼で、金春太夫(こんばるだゆう)が祝言を読まないと前夜から神輿の周りに置かれた柵が開かないことからともいわれている。

本来は「埒が明く」と肯定形であったが、現在は多く否定形で用いられている。

【用例・実例】

*狂言記・算勘聟〔1700〕「いかやうのむつかしひ算が在共、埒明ることでござる」

【漢字辞典】

「らちがあかない」を漢字で書くと「埒が明かない」と表記する。

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