三拍子揃う【さんびょうしそろう】

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【意味】

三拍子揃う(さんびょうしそろう)とは、三つの良い条件が完備すること。

【語源・由来・成り立ち】

三拍子揃う(さんびょうしそろう)の語源・由来について、もともと邦楽で「子鼓・大鼓・太鼓(または笛)」の三種の楽器で拍子を取ることや、その拍子のことを「三拍子」という。

それらの三種の楽器がぴたりと調和して「三拍子」がうまくきまることを「三拍子そろう」と称した。転じて、条件がうまくそろうという意味になった。

【使い方・実例・用例】

*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・五「形見よけれども心うとし、あるひはかしこくて芸にならず。三拍子(さんビャウシ)に揃ひかね」

*夜行巡査〔1895〕〈泉鏡花〉一「達者で、綺麗で、安いといふ、三拍子(サンベウシ)も揃(ソロ)ったのが競争をいたしますのに」

【漢字辞典】

「さんぎょうしそろう」を漢字で書くと「三拍子揃う」と表記する。

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