散髪【さんぱつ】

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【意味】

散髪(さんぱつ)とは、髪を切りととのえること。調髪。

【語源・由来・成り立ち】

散髪(さんぱつ)の語源・由来について、「散髪」の漢語としての本来の意味は、髪を振り乱す散らし髪のこと。日本では江戸時代までは、元結で結ばない髪形をいった。

明治になってから「ざんぎり」と呼ぶようになったが、のちに調髪の意味で使われるようになった。

【実例・用例】

*硝子戸の中〔1915〕〈夏目漱石〉一六「今と同じやうに、散髪を渡世としてゐる事が解った」

*珍太郎日記〔1921〕〈佐々木邦〉六「乃公(おれ)は散髪(サンパツ)は大嫌ひだ。小一時間ばかり自分の頸から上を悉皆(すっかり)彼の小僧に委せて勝手な姿勢をさせられるのが甚だ辛い」

【漢字辞典】

「さんぱつ」を漢字で書くと「散髪」と表記する。

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