三平汁【さんぺいじる】

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【意味】

三平汁(さんぺいじる)とは、北海道・東北地方の郷土料理。ぬか漬けのニシンをぶつ切りにし、ジャガイモ・大根・ネギなどと一緒に昆布だしで煮た料理。

【語源・由来・成り立ち】

三平汁(さんぺいじる)の語源・由来について、 松前藩の殿様が空腹のとき、漁師の斉藤三平の家で食事を頼んだところ、ありあわせのもので仕立てた汁が、気に入ったことから「三平汁」と呼ばれるようになったという説がある。

または、南部藩家臣の斉藤三平が蝦夷地の開拓の際、津軽の海の向こうからきた人たちに、奥尻島で振舞った汁とする説。さらには有田焼(伊万里焼)の陶祖である李三平の三平皿に盛ることに由来するとされる説など諸説がある。

【使い方・実例・用例】

*仮装人物〔1935〜38〕〈徳田秋声〉五「その時台所へ出て拵へたものは、北海道料理の三平汁といふのであった」

【漢字辞典】

「さんぺいじる」を漢字で書くと「三平汁」と表記する。

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