時雨煮【しぐれに】

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【意味】

時雨煮 (しぐれに)とは、貝類のむき身や牛肉などを、生姜とともに醤油で煮込んで佃煮にしたもの。本来はハマグリを使ったものをいった。

【語源・由来・成り立ち】

時雨煮の語源・名前の由来について、「時雨」は晩秋から初冬にさっと降っては止む雨のことで、山沿いでよく見られる。

なぜ時雨煮というかははっきりしないが、伊勢(三重県)の桑名ではハマグリのむき身をたまり醤油につけ短時間で仕上げたことから、

① さっと降っては止む時雨の名がついたとする説
② 口中で味が変化することから時雨にたとえたとする説
③ 時雨のころの草木の枯れ色に仕上げたとする説

などがある。

【使い方・実例・用例】

*アサヒビールと一緒に供されるのは、ウナギを佃煮にしたものとウナギのエリと呼ばれる部分を時雨煮にしたもの。

【漢字辞典】

「しぐれに」を漢字で書くと「時雨煮」と表記する。

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