【意味】
潮時(しおどき)とは、物事を行なったりやめたりするのに適する時。好機。
【語源・由来・成り立ち】
潮時(しおどき)の語源・由来について、古くは「しほとき」とも言った。もともと潮が満ちたり引いたりするときをあらわす語でもあったが、その潮の変わり目という意味から、物事をしたりやめたりするのに適したときという意味へと派生していった。
【実例・用例】
*滑稽本・七偏人〔1857〜63〕二・下「其地此地尋ねさがすころは人も追々出盛りてよき汐時(シホトキ)とぞ成にける」
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉後・二九「葉子はいい潮時を見計って巧みにも不承不承さうに倉地の言葉に折れた」
【漢字辞典】
「しおどき」を漢字で書くと「潮時」と表記する。